ヴィンランド・サガ 17
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ヴィンランドに平和の国を作るために、まずは東方ギリシアで資金を得る必要があるトルフィンは、ノルウェー西岸からヨーロッパ大陸へ入る。そこで、巨大な熊に襲われたトルフィンたちを救ったのはヒルドというすご腕の女狩人だった。彼女は8年前にトルフィンに家族を殺された仇を撃つためにトルフィンを山に連れ出した。そこで語られるヒルドの壮絶な過去。雪辱を誓ったヒルドの放つ弩(いしゆみ)がトルフィンを射抜く。





ヴィンランドに平和の国を作るために、まずは東方ギリシアで資金を得る必要があるトルフィンは、ノルウェー西岸からヨーロッパ大陸へ入る。そこで、巨大な熊に襲われたトルフィンたちを救ったのはヒルドというすご腕の女狩人だった。彼女は8年前にトルフィンに家族を殺された仇を撃つためにトルフィンを山に連れ出した。そこで語られるヒルドの壮絶な過去。雪辱を誓ったヒルドの放つ弩(いしゆみ)がトルフィンを射抜く。
奴隷に身を落とし、何の希望もなく生きるトルフィン。人生で初めてできた友と、彼は森を切り拓き麦を作る静かな毎日を送っていた。そんな時、何者かによって畑が根こそぎ荒らされていることが判明。明らかな悪意を前に彼は、首謀者と思しき奉公人を怒りにまかせ殴り倒してしまう。またしても暴力に頼ってしまった彼は父の言葉「本当の戦士」の意味を悟り、新たな人生をつかみ取ることを決意する!奴隷編〈前章〉クライマックス!
ヒルドとの戦いで負った矢傷が癒えたトルフィンは、ヴィンランドに平和の国を作るため資金調達の旅を再開する。時を同じくして、世の中が平和になり戦争がなくなってしまったと嘆く猛将・トルケルのもとにヨーム戦士団の幹部・フローキがなにやらキナ臭い話を持ち込む。奇しくも、ヨーム戦士団の本拠地があるヨムスボルグはトルフィン一行が辿ろうとする航路の途中に位置していた。新たな戦いの火種がトルフィン一行に襲い掛かる!
アシェラッド、死す!デンマーク王スヴェンの開いた宴は、王子クヌートを亡き者にするための罠だった。アシェラッドはクヌートを守るため、一瞬のうちに決断し、衆人環視の中でスヴェンの首をはねる!クヌートは、アシェラッドの意思を汲み、自ら剣をとる!そして、物語は新章へ!
空白となった団長の座を巡り、二つの勢力が跡目争いを続ける北海最強の武力集団・ヨーム戦士団。トルフィンもその有力候補者であることが判明、戦火に巻き込まれる。ヨーム戦士団の幹部・フローキは自らの孫を後継者にしようと企て、反フローキ派・ヴァグンに客人として迎えられたトルフィンへ刺客を放つ。フローキ配下の血に飢えた戦士・ガルム。 彼のスピードはトルフィンをも上回り、変幻自在の槍術がトルフィンを追いつめる!